遠視の治療

レーシックと角膜感染症

レーシックというのは目の中を手術するものです。
角膜の薄さを調整し、網膜で焦点が合うようにして視力が回復します。
このレーシックでは角膜の蓋となるフラップという部分で蓋をします。
フラップは自然に定着していくのですが、この定着までの時間に、何らかのことが原因で雑菌が侵入してしまった場合、角膜感染症を起こすことがあります。

角膜感染症はコンタクトレンズを装用している方にもみられる症状で、コンタクトレンズを医師の指導に沿って利用していない、長時間連続装用していたという事で、角膜が傷つき、雑菌感染して角膜感染症になってしまうという方もいます。
原因菌となるのは雑菌以外にも、カビやアカントアメーバ、またウイルスなどの病原体など様々です。

角膜という部分は、黒目を保護している透明の膜です。
角膜が眼球を保護し、目の中に入ってくる光を屈折させものを見えるようにしているのです。
いわゆるレンズのような役割と考えてください。
網膜に異常があれば視力が低下しますし、光がまぶしく目を空けることもできません。
角膜感染症はそのまま放っておけば失明してしまう場合もありますので注意が必要なんです。

ただレーシック施術後に目を不潔な手でこすったりしたなどの原因以外、レーシックの施術そのもので角膜感染症になる事はほとんどなく、確率的に言うと、1万人に1人という確率なのでレーシック施術によっておこる可能性はほとんどないと考えていいでしょう。
皆さんもご記憶に新しいと思いますが、以前あるクリニックが衛生環境の劣悪な状態でレーシック施術を行い、次々に感染症が多発したという例がありました。
そのクリニックでレーシック手術を行った方の実に1割が感染症を起こしたといいますからかなりひどい例です。

そういったクリニックはその当時も少なかったのですが、その医療事故があってからより一層レーシックを行うクリニック等の衛生管理の徹底強化が行われ、現在では安心してレーシックを受けることができるようになっています。
ただ、自分がレーシックを行うクリニックは一応、衛生管理としてどういった取り組みを行っているか、しっかり確認しておく方がいいでしょう。
コンタクト&メガネvsレーシック徹底比較についての記事も参考にご覧ください。

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